《 Q&Aコーナー 》その3


子供の登校拒否が気になります。   (島根 赤名様)



一口に登校拒否といっても、その原因もいろいろありますし、またその対応の仕方 もちがってきますから、ここでは一般的に考えられる原因や対応の仕方について挙 げてみたいと思います。

@ 母子関係
母親が子供の将来のことを考え過ぎるあまり、厳しすぎたり、その反対に過保護に なって、子供が精神的に独立できてない

A 子供の性格
内向的、几帳面、神経質、好き嫌いが激しい等

B 父子関係
子供に対して優しすぎる、子育てを母親にまかせっきりなど、父親としての役割や責 任を果たしていない

以上挙げたような原因のほかに、学校に行くと友達にいじめられるとか、先生が嫌いと かいうような、子供が学校に行きたくなくなる理由が重なって、登校拒否をひきおこすよ うです。

つぎに登校拒否の兆候として、朝おきると、頭が痛いとか、おなかが痛い、気持ちが悪い といって学校を休みたがるのが一般的です。

では、子供が登校拒否をおこしたときは、どう対応したらよいか。

@ 小学校低学年の場合
・母親がついて行かないと行けない場合は、付き添ってでも学校へ連れて行く。 ・担任に事情を話し、協力してもらう。

A 小学校高学年から中学校1年生くらいまで
・本人が病気でないかぎり、絶対に休ませないという態度を親が示すこと。
・場合によっては担任や友達の協力をあおぐ。

B 中学校2〜3年から高校生の場合
・親自身が「子供の人生は、子供自身のもの」と覚悟をきめて本人に独立のチャン スを与える。 

以上ごく一般的なことだけを要約して挙げましたが、個々のケースによってその対策も 違ってきますから、まず担任の先生に相談してみることが大切です。場合によっては専門の相談機関を紹介してもらうのもよいでしょう。
なお、本文は、「教育相談室 小泉英二編著」を参考にしました。

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