日本でもアメリカでも、今、政治課題として教育の問題を取り上げている。
どちらの国も世界の先進国としてその豊かさを享受しているが、それはあくまでも
経済的な側面であって、決して心の豊かさという面からみると決して決して先進国
などと言えるものではない。
わたしがもしも教育改革をやるとしたらつぎのことをやってみたい。
その第一は「東大」に象徴される超一流校を無くすことである。
そして、各県にある国立大学を平準化し、どの県に住んでいても地元の大学で今の
「東大」に相当するような教育が受けられるようにすることだ。そうすることによって、
今のような受験競争がかなり緩和されるのではないかと思うのです。 要は「東大卒」
のエリートを作らないことだ。人はエリート意識を もつとろくなことを考えない。
それは「高級官僚」が引き起こす事件をみれば明ら かである。もちろん東大を出て、
各界で活躍している人もたくさんいることも事実 ですが、はっきりいって、いまの日本
のをだめにしているのは、東大卒のエリート 官僚であることも事実です。
私の教育改革の第二の夢は、義務教育の学校を「全員寄宿制」にすることです。
今の世の中「子供を甘やかすな」といっても無理です。世の中全体が贅沢になり過ぎ
ている中で、「我慢強さ」なんて育つはずが無いし、まして他人を思いやる心など
育つはずがありません｡
遊ぶ金が欲しくなれば平気でひとを殺す。気に入らなければ親でも殺す。こんな子供たち
が育ってしまったのも、いまの世の中の「豊かさ」ゆえなのだから。
わたしが現職のとき、強く感じていたことは、「この子供達を、親から隔離して 共同生活
しながら勉強ができたら、もっともっといい子に育つかもしれない」ということでした。
小さいときからチヤホヤされて 育ってきた今の子供達に、必要なのは、厳しさや､思い
やり、なのではないかと思います。
「全員合宿制」にすることによって、今の子供達に足りない大事なものが育てられると思うのです。
私の教育改革の第三の夢は、「公立学校」を全て「私立学校」にすることです。
つまり「教育の民営化」です。
もちろんこのことについては、異論の多いところですが、少なくても今の公立学校
に比べたらはるかによくなるはずです。
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