『家庭訪問』  どう受けたらよいか?

 小.中学校では、家庭訪問が始まりました。
すでに経験ずみのお母さんもありますが、特に小学校一年生を持つお母さんにとっては何かと気を遣う時期でもあります。
最も気をつかうのは、担任の先生に何をさしあげるかということのようです。
結論から先に言うと まったくその必要はない ということです。
そうは言っても、そこが人間の弱さで、ほかの人がやっているのにうちだけがやらないというのもどうかと考えるお母さんもいるかもしれません。
そこで、私の打ち明け話をしてみましょう。
実際に家庭訪問をしてみますと、およそ7〜8割の家庭から頂き物をしました。中身はごく一般的なもので、具体的には たばこ(5個入か10個入) 靴下 オープンシャツ 下着 菓子 商品券 などでした。 
担任としては、こう言った頂き物は固辞したいし、またそうしなければならないことですが、そこが人間関係の難しいところで、お断りしたためにかえって保護者の方の気持ちを害してしまったケースもありました。このように申し上げると、あたかも担任に贈り物
をするのが当然のことのように受け止められそうですが、 ここで再度言っておきたいことは、担任に対して贈り物をする必要は全くないということです。 贈り物をしなかったからといって、お宅のお子さんが不利になるようなことは、全くありません。

つぎに、どんなことについて話したらよいのでしょうか。
『先生 うちの子は、学校ではどうでしょうか。』
よくこんな質問をするお母さんがいますが、担任にとっては一番困る質問です。
お母さんがこのような質問をする気持ちもわかりますが、担任になってまだ日も浅く、はっきり言ってひとりひとりのお子さんについてまだよくつかんでいないのが実情です。
担任として、お子さんのことについて出来る限り保護者からお聞きし、これからの指導に活かして行こうというのが家庭訪問の目的ですから、できれば包み隠さずにお話しすることをお勧めします。特に、持病をもっている場合などは詳しくお話ししておくとよいで
しょう。そのほか担任の先生に知っておいてほしいことがあったら遠慮せずに話しておきましょう。担任は、お宅のお子さんの秘密については堅く守ってくれますので、とくに言い憎いことでも包み隠さずに伝えておくとよいでしょう。
なお、もっとくわしく知りたいことをがありましたら『マルチメディア推進協議会』までお問い合わせください。

 次回は『学級担任』について考えてみます。

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